どこでも確実なモニタリング
オートマチックアライメントMA 1は、KH 80 DSPモニターとKH 750 DSP、またはKH 750 DSPサブウーファーとDSP非搭載のKHモニター(KH 120、KH 310、KH 420)の為の専用のツールです。従来の補正ソフトウェアとは異なり、ノイマンのスタジオモニター専用にフラウンホーファーIIS(集積回路研究所)と共同開発した、新しいアルゴリズムを搭載した統合ソリューションです。DTMソフトのプラグインや特別なオーディオドライバーは必要ありません。アライメントデータはDSP搭載モニター本体に保存され、処理されます。このソフトウェアでは、振幅特性だけでなく、位相特性も最適化されます。これにより、音色やインパルス再現の面で最高の精度を実現します。
その仕組み
最初のステップで、試聴環境の音響環境を測定します。でも特別な音響知識は必要ありません。KHモニタースピーカーをオーディオインターフェースに接続するだけです。次に、DSPベースのKHモニタースピーカーを、コンピューターのネットワークポートに接続します。複数接続する場合は、標準的なイーサネットスイッチを使って接続して下さい。
ここで、MA 1測定用マイクロフォンをオーディオインターフェースに入力します。このマイクロフォンはこのソフトウェアのために開発されたモデルで、全数、個別に校正されています。MA 1ソフトウェアは測定方法や設定をその都度ガイドします。
測定されたデータから、MA 1ソフトウェアは試聴環境の音響特性を分析します。分析を経て、補正データは、MA 1ソフトウェアが提案した部屋固有のターゲットカーブに従って生成されます。このプロセスには、ノイマンの数十年にわたる経験が活かされています。また、ターゲットカーブはお客様の要望に合わせて変更することができます。
さらに、このアライメントプロセスは、サブウーファーを使用した場合でも、低域の最適なカップリングを保証します。
得られた補正データはすべてDSP搭載モニターに保存され、処理されます。そのため、プラグインやドライバーで問題が発生する事はありません。また、ケーブルの追加もありません。
アライメントプロセスが完了したら、ネットワークケーブルを接続する必要はありません。